011-866-8241、お電話での受付月~金8:30~21:00 土曜は20:00まで(特定日曜日は10:00~16:00 事前予約制)
ご予約・ご相談はこちら
011-866-8241
お電話での受付
月~金 8:30~21:00
土 20:00まで
日 10:00~16:00
(特定の日曜日のみ。事前予約制)
FAX:011-866-1537
こんにちは。札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」、院長の杉澤です。
成長期のお子さま向けの矯正方法として、床矯正があります。この治療により口腔内に適切なスペースを確保できれば、抜歯せずに矯正治療を進められる可能性が高まります。
「床矯正とはどのような治療なの?」「費用や期間が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、床矯正の概要や、治療できる歯並びや床矯正の費用や期間などについて詳しく解説します。「子どもにはできるだけ抜歯を避けた矯正治療をさせたい」「乳歯から永久歯への生え変わりの時期に適切な治療を始めたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
床矯正(しょうきょうせい)とは、取り外しができる矯正装置を使用する治療法です。レジン製の床とワイヤーを組み合わせることで、歯並びや噛み合わせの問題を改善します。おもに、乳歯と永久歯が混在する6〜11歳ごろの子どもを対象としています。
床矯正は、顎の骨の成長を利用して歯列を広げ、歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保することが目的です。成人の方であっても、顎の形や歯並びの状態を詳しく診査した結果、床矯正で治療できることがあります。
ただし、大人になると顎の成長が終わっているため、治療で得られる口腔内のスペースには限りがあることを知っておきましょう。
歯列矯正というと痛みを心配される方が多いですが、床矯正は痛みが少ない矯正方法です。弱い力で少しずつゆっくりと歯列を広げるため、歯を移動させる矯正治療と比べると痛みを抑えることが可能です。
また、一般的な矯正治療では、歯を並べるスペースを確保するために、健康な歯を抜歯するケースがほとんどです。床矯正は、顎を広げて歯を並べるスペースを作ることにより、歯を抜かずに歯並びを整えることを目指します。
また、床矯正の矯正装置は取り外しできます。そのため、食事で好きなものを食べられ、歯磨きもしやすいメリットがあります。お手入れがしやすいため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病になりにくいです。
床矯正は、装着に慣れるまでの間に違和感を覚えるケースがあります。発音への影響が出ることもありますが、毎日きちんと装着を続けることで、ほとんどの方は1〜2週間ほどで慣れていきます。
また、床矯正は取り外し可能ですが、装着時間を守らないと効果が得られません。小さなお子さまにとっては、装着が負担となり装着時間を守れないこともあるでしょう。十分に装着できない場合、治療期間が延びる可能性があります。
どのような矯正治療でも、治療後のケアや管理が大切です。床矯正による治療後も、指しゃぶりや歯ぎしりなどが続いていると治療の効果が失われ、歯並びが乱れることがあるので注意しましょう。
床矯正で対応できる歯並びには限りがあります。どのような歯並びが床矯正で治療できるのか見ていきましょう。
実際の治療方法の選択には、お子さまの歯並びの状態や年齢、生活スタイルなども考慮する必要があります。詳しくは歯科医院での診察時にご相談ください。
歯が顎のスペースに収まりきらず、歯がガタガタに並ぶ状態です。歯が生えるスペースが足りないことが原因の場合が多いので、歯列を広げることで改善できるでしょう。
上の前歯が前方に突き出ている状態です。一般的には、出っ歯と呼ばれます。
上顎が発達しすぎている、下顎の成長が不十分だったなど、顎の骨格が問題のケースと、歯の傾きによるケースがあります。骨格が問題の場合は床矯正では治療が難しいですが、歯の傾きが原因の場合は床矯正で対応できる可能性があります。
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態です。一般的には、受け口やしゃくれと呼ばれます。
上顎前突と同様に、顎の骨格が問題のケースと、歯の生え方に問題があるケースがあります。歯の生え方が問題であれば、床矯正で改善できるとされています。
奥歯を噛み合わせた時に、上下の前歯が接触せず隙間が空いている状態です。口呼吸や指しゃぶりが原因とされています。
上の前歯の真ん中に隙間がある状態です。口呼吸や、舌で前歯を押す癖が原因のケースが多いです。
床矯正は、顎の成長を利用して歯並びを改善します。骨の成長スピードには個人差がありますが、顎の骨の成長が止まると、床矯正で歯列を広げることは難しくなります。
また、歯の重なりが非常に大きい重度の叢生は、床矯正での対応は難しいでしょう。顎のスペースを広げるだけでは、対応できないからです。
床矯正は、歯を移動させる治療ではありません。歯を大きく動かしたり、歯の向きを変えたりすることができないため、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を検討しましょう。
顎の骨格自体に問題がある場合は、外科手術が必要なケースもあります。お子さまが床矯正で治療できるかどうかは、歯科医師に確認してもらいましょう。
床矯正治療を検討する際、多くの方が気にされるのが費用と期間です。ここでは、治療にかかる具体的な費用と、どのくらいの期間が必要なのか解説します。
床矯正の費用は、歯科医院や治療内容によって異なります。一般的には30〜50万円程度です。
<床矯正の費用内訳>
項目 | 費用 | 内容 |
---|---|---|
カウンセリング | 無料~5,000円 | ・歯並びや顎の状態を確認する ・治療方法・治療期間・費用などについての説明 |
検査・診断 | 3~5万円 | ・レントゲン撮影や歯型を取る |
床矯正の装置 | 15~20万円 | ・2週間ほどで床矯正の装置が完成 ・装置の着脱方法、お手入れ方法などの説明を受ける |
調整費用 | 1回あたり2,000~5,000円 | ・治療の進み具合に応じて、装置を調整 ・1か月半〜2か月に1回のペースで通院する |
保定装置 | 1~5万円 | ・歯の後戻りを防ぐために保定装置を装着する |
床矯正の治療期間には個人差がありますが、1年〜3年程度が目安です。顎の成長や歯並びの状態、装置の装着時間などによって変わりますが、短い場合は半年で終わるケースや、3〜4年かかることもあります。
治療の効果を高め、予定通りの期間で床矯正を終えるためにも、決められた時間はきちんと装置を装着することが大切です。
床矯正は、ほかの矯正方法と併用することが多いです。それぞれの装置が得意とする役割を分担することで、効率的に治療が進められます。
床矯正は歯列を広げる矯正治療で、歯の移動は行えません。床矯正だけでは対応できない、歯の移動や噛み合わせの調整が可能です。
ワイヤー矯正は、歯にブラケットとワイヤーを装着して行う矯正治療です。実際に歯を移動させて、歯並びを整えます。
床矯正で顎を広げてスペースを作ってから、ブラケットやワイヤーを使った固定式の矯正装置で、理想の歯列を目指します。
見た目が気になる方は、マウスピース矯正を併用するのも良いでしょう。学校などで矯正装置が目立つことを避けたいお子さまに利用されています。
床矯正でスペースを確保したあとに、透明なマウスピース型装置で歯並びを整えます。マウスピース矯正は、床矯正の矯正装置と同様に取り外しが可能です。口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクが減らせます。
床矯正(しょうきょうせい)とは、顎の骨の成長を利用して歯列を広げ、歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保する治療法です。レジン製の床とワイヤーを組み合わせることで、歯並びや噛み合わせの問題を改善します。
おもに、永久歯が生えそろっていない6〜11歳ごろの子どもを対象としています。
歯並びによっては、床矯正で対応できないケースもあります。そのため、お子さまのお口の中に合った矯正計画を立てることが大切です。
床矯正を検討されている方は、札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯治療などの一般歯科からインプラントまで、10年後、20年後の健康と笑顔のために歯科医療に取り組んでいます。診療案内ページはこちら、インターネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
医療法人平和通り歯科医院は10年後、20年後の健康と笑顔のために、これからも皆様にとって良質な歯科医療に取り組んでいます。ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8:30~21:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20:00 | ※ |
土曜日は20:00まで 休診日/祝日
※特定日曜日は10:00~16:00(事前予約制)