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こんにちは。札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」、院長の杉澤です。

近年、歯を失った際の選択肢としてインプラント治療が注目を集めています。奥歯は、噛む力の大部分を担っており、失うと日常生活に大きな影響が出ることも少なくありません。
インプラントは、自然な噛み心地と見た目を取り戻せる治療法として、多くの人に選ばれています。外科的な処置を伴うため、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解しておく必要があるでしょう。
この記事では、奥歯をインプラントにするメリット・デメリットや治療費・治療期間について詳しく解説します。
目次

高齢者、若い方問わず、さまざまな理由で奥歯を失う方は少なくありません。奥歯を失う主な原因は、以下のとおりです。
奥歯を失う最も一般的な原因は、虫歯や歯周病です。
奥歯は咀嚼の際に使用する歯で、食べ物を効率よくすり潰せるよう溝があります。そのため、食べ物の残りかすが溝に入り込みやすいです。
ブラッシングが不十分になると、虫歯菌が増殖して虫歯になるリスクが高まります。放置すると、歯の神経や周囲の骨まで感染が広がり、やむを得ず抜歯が必要になるケースも少なくありません。
また、歯周病も奥歯を失う大きな原因です。歯周病が進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯がぐらついて抜けてしまいます。特に、中高年以降は歯周病が進行しやすいため注意が必要です。
奥歯は食べ物を細かく砕く役割を担っているため、強い咬合力がかかりやすいです。硬いものを噛んだり、転倒や事故で衝撃を受けたりすることで、歯が折れるケースも少なくありません。
軽度であれば修復が可能ですが、歯の状態によっては抜歯が選択されることもあります。外傷による損傷や歯根のダメージが大きいと、歯を残せなくなる可能性があります。

インプラントは、人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を被せて失った歯を補う治療です。ここでは、奥歯をインプラントにするメリットを確認しましょう。
奥歯は食べ物を細かく砕く役割を担っており、欠損すると咀嚼しづらくなります。インプラント治療では人工歯根から歯を再現するため、噛む力を天然の歯と同程度まで回復できます。
奥歯を失った場合、補う方法としては入れ歯やブリッジもあります。
しかし、入れ歯は周囲の健康な歯に金属のバネをかけて固定します。ブリッジの場合は、隣接する健康な歯を削って土台として、人工歯を装着します。どちらの治療法でも、周囲の歯に負担がかかりやすいです。
インプラントの場合、独立した1本の歯として機能させることが可能です。そのため、周囲の歯の健康を維持するために、インプラントを選択する方も少なくありません。
審美性・耐久性の高さも、奥歯をインプラントにするメリットとして挙げられるでしょう。天然歯に近い色や質感のセラミック素材を使用できるため、非常に自然な見た目に仕上げられます。また、変色や劣化が起こりにくいため、長期間美しい見た目を維持できます。
人工歯根に用いられるチタンは生体親和性が高く、長期間使用しても劣化しにくいです。適切にメンテナンスを行えば、一生涯使用することが可能です。
歯を失ったまま放置していると、噛む刺激が伝わらなくなるため顎の骨が痩せていきます。インプラントは顎の骨に直接固定されるため、噛む力が骨に適度な刺激を与え続けます。そのため、骨の吸収を防ぐことができ、治療後も骨の密度を維持できます。

どのような治療法にも、デメリットやリスクが存在します。ここでは、奥歯をインプラントにするデメリットをご紹介していきます。
インプラント治療では、人工歯根が顎の骨にしっかりと定着するのを待つ必要があります。通常2〜6か月ほどかかるため、入れ歯やブリッジよりも治療期間が長くなりやすいです。また、骨量が不足している場合は追加手術が必要になり、さらに長期化するケースもあります。
インプラント治療では、人工歯根を顎の骨に埋入する外科手術を行います。全身疾患がある方や高齢の方の場合、リスクを慎重に検討する必要があるでしょう。心臓病や糖尿病などの全身疾患がある場合は、全身の健康状態を総合的に判断しなければなりません。
ただし、高齢の方だからとインプラント治療を受けられなくなるわけではありません。口内だけでなく全身の状態も確認しながら、治療を実施できるか検討します。
基本的には保険が適用されない自由診療になるため、高額な費用がかかります。費用は歯科医院によって異なるものの、治療後にメンテナンスも必要になるので継続的な費用も考慮しておく必要があります。
インプラント治療後に定期的にメンテナンスを受けず、ケアを怠るとインプラント周囲炎になるリスクがあります。インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の歯茎や顎の骨に炎症が起こる状態です。進行すると、インプラントを支える顎の骨が徐々に破壊されます。
天然歯の周辺にできる歯周病と症状や進行の仕方が似ていて、早期に発見して対処しなければ、最悪の場合はインプラントが抜け落ちる可能性があります。
インプラント周囲炎になる一番の原因は、ブラッシング不足によるプラークの蓄積です。喫煙や糖尿病、免疫機能の低下などもリスク要因です。
インプラントを長く保ためには、治療後のメンテナンスが欠かせません。患者さま自身も、正しいブラッシングや生活習慣の見直しを心がけましょう。

インプラント治療は保険が適用されない自由診療のため、治療費用が高額になります。一般的に、奥歯をインプラントにするのに必要な費用は、1本あたり30万円〜50万円が目安です。
ただし、費用は歯科医院によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
インプラント治療では顎の骨に人工歯根を埋め込むため、顎の骨の状態が非常に重要です。顎の骨の厚みが足りない場合などは、骨造成という追加処置を行って骨量を確保するケースがあります。
いくつか種類がありますが、それぞれ数万円から数十万円の追加費用がかかることが多いでしょう。

インプラント治療にかかる期間は、患者さまの口腔内の状態や治療計画によって大きく異なります。一般的には、3ヶ月〜1年程度の期間を要するとされています。
治療期間が長い理由は、人工歯根と顎の骨が結合するのを待つ期間が必要なためです。上述しましたが、2〜6ヶ月ほどかかることが多いでしょう。
「短縮できないの?」と思うかもしれませんが、この期間は、インプラントを安定させるために非常に重要な期間といえます。患者さまの状態によっては、この期間が長くなることもあるでしょう。
人工歯根と顎の骨がしっかり結合しなければ、インプラントが安定せずすぐに使用できなくなる可能性もあります。インプラントを長く使うためには、必要な期間なのです。
顎の骨が痩せているケースでは、骨造成(骨を増やす処置)が必要となることがあります。この処置が終了し、骨が安定するまでに3〜6か月の期間を要することが一般的です。その後、インプラントの埋入へと進みます。

奥歯をインプラントにすることは、噛む力を回復し、審美性や耐久性に優れた治療法のひとつです。健康な歯への悪影響を抑えながら、天然歯に近い機能や見た目を取り戻すことができます。
特に、奥歯は咀嚼において大きな役割を担う歯で、失うとさまざまな影響が及びます。奥歯を失ってしまった方は、インプラント治療を検討してみてはいかがでしょうか。
奥歯のインプラント治療を検討されている方は、札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯治療などの一般歯科からインプラントまで、10年後、20年後の健康と笑顔のために歯科医療に取り組んでいます。診療案内ページはこちら、インターネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
医療法人平和通り歯科医院は10年後、20年後の健康と笑顔のために、これからも皆様にとって良質な歯科医療に取り組んでいます。ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。
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