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「平和通り歯科医院までお気軽ご相談ください」

こんにちは。札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」、院長の杉澤です。

インプラント治療は、失われた歯を補うための治療法として多くの人に選ばれています。

しかし、インプラント治療と聞いてまず思い浮かぶのは、痛そうというイメージではないでしょうか。実際に治療を検討している方のなかには「インプラント治療は痛いのか？」「治療後にどれくらいの痛みがあるのか？」という不安を抱えている方も少なくありません。

この記事では、インプラント治療における痛みの実態や痛みを和らげるための対処法について詳しく解説します。不安を和らげ、治療への理解を深める手助けとなれば幸いです。

インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯を失った部分のあごの骨に人工の歯根（インプラント体）を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。

ブリッジや入れ歯とは異なり、周囲の歯に負担がかかることがなく、自分の歯のようにしっかり噛むことができるのが大きな特徴です。また、見た目の自然さや耐久性の面でも優れており、長期的な視点からみてもメリットの多い治療法といえます。

インプラントは外科手術を伴うため、身体的・精神的な負担が全くないわけではありません。

しかし、治療技術や設備の進化により、安全に治療が受けられるようになっています。正しい知識を持つことで、不安を軽減し、納得のいく治療選択が可能になります。

インプラント治療は痛いのか

ここでは、多くの人が気になるインプラント治療の痛みについて具体的に見ていきましょう。

手術中の痛み

インプラント治療では、歯ぐきを切開してあごの骨にインプラントを埋め込む手術を行います。この説明だけを聞くと非常に痛そうに思うかもしれませんが、実際には局所麻酔がしっかりと行われるため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。

麻酔の効果で感覚がなくなっているため、手術中に歯科医師の手の動きや機械の振動が伝わることはあるものの、痛みを感じることはほとんどありません。必要に応じて静脈内鎮静法を併用することで、よりリラックスした状態で手術を受けることも可能です。

ただし、麻酔が切れたあとに痛みが出ることはあるため、手術後のケアが重要になります。

手術後の痛み

インプラント手術では、あごの骨に穴を開けてインプラント体を埋め込むため、手術後に腫れや痛みが出ることがあります。

これは体の自然な反応であり、手術当日から数日程度続くのが一般的です。痛みの程度には個人差がありますが、多くの場合、処方された鎮痛剤でコントロールできるレベルです。

痛みのピークは手術翌日から2～3日目あたりで、以降は徐々に治まっていきます。1週間もすれば大半の方は違和感がなくなるといわれています。

しかし、痛みが1週間以上続く、あるいは日増しに悪化する場合は感染などのトラブルが考えられるため、早めに歯科医院を受診する必要があります。

しばらく経ってからの痛み

インプラント手術から数週間、あるいは数か月経過してから痛みを感じる場合は、何らかの異常のサインである可能性があります。代表的な原因としては、インプラント周囲炎と呼ばれる歯周病に似た炎症や、インプラントが骨と十分に結合していないケースが考えられます。

インプラント周囲炎は、歯ぐきの腫れや出血、鈍い痛みとして現れることが多く、進行するとインプラントの脱落につながることもあります。また、まれに神経に近い位置にインプラントが埋入されていた場合、神経痛のような痛みが持続することもあります。

こうした痛みを放置するのは危険ですので、少しでも違和感を覚えたら、早めに歯科医師に相談することが大切です。治療後も定期的に歯科医院で検診を受け、問題を早期に発見・対処することで、インプラントを長持ちさせることができます。

インプラント治療後に痛みがあるときの対処法

ここでは、インプラント手術後に痛みが出た場合の具体的な対処法をご紹介します。

患部を刺激しない

まず大切なのは、手術部位をできるだけ刺激しないようにすることです。強くうがいをしたり、指や舌で触れたりすると、傷口の治癒を妨げる可能性があります。また、頬を強く押したり、寝ている間に患部を枕で圧迫したりしないよう注意しましょう。

歯磨きも、術後数日は患部を避けてやさしく行うことが求められます。歯科医師から説明されるセルフケアの指示をしっかり守ることが、痛みの悪化を防ぐ大切なポイントです。

口腔内を清潔に保つ

インプラント手術後は、感染のリスクが高まる時期でもあります。そのため、口腔内を清潔に保つことが非常に重要です。

とはいえ、通常どおりに歯磨きをすると患部を傷つける恐れがあるため、やわらかい歯ブラシを使うことが推奨されます。また、食後はできるだけ早く口をゆすぐことで、食べかすが傷口に残るのを防げます。

術後の感染症は痛みの原因にもなり得るため、清潔な環境を保つことが痛みの予防にもつながります。

痛み止めを正しく使う

インプラント手術後には、歯科医師から痛み止め（鎮痛薬）や抗生物質が処方されることが一般的です。処方された薬は、自己判断で服用の間隔を変えず、必ず指示通りに正しく使いましょう。

痛みが軽くなったからといって途中で服用をやめると、かえって症状が長引いたり悪化したりすることもあります。また、市販薬を併用したい場合や薬が効かないと感じるときは、必ず歯科医師に相談してください。

薬を正しく服用することが、回復をスムーズにし、痛みの不安を和らげるカギとなります。

食生活に気をつける

インプラント手術後は、患部への負担を減らすための食事管理が重要です。

手術当日から数日は、やわらかくて温かすぎない食べ物を選びましょう。具体的には、おかゆやスープ、豆腐、ヨーグルトなどがよいかもしれません。熱いものや辛いもの、硬い食材は、傷口を刺激して痛みや腫れを悪化させる原因になります。

また、術後しばらくはインプラントを埋入した側で噛むことを避け、反対側の歯で噛むように心がけましょう。刺激の少ない食生活を意識することで、傷の治りも早くなり、痛みの軽減にもつながります。

冷却する

痛みや腫れが強い場合は、患部の外側から冷やすことで症状を和らげることができます。保冷剤や冷たいタオルを頬に当てることで、血流が抑えられ、痛みや腫れが引きやすくなります。

ただし、長時間冷やしすぎると逆効果になることもあるため、10～15分冷やしたら少し休むといった方法を繰り返すのが理想的です。また、直接患部に氷を当てるのは避けましょう。

安静に過ごす

手術後は、体をしっかり休めることも回復の鍵となります。激しい運動や長時間の入浴、飲酒は避け、血流の増加によって腫れや痛みが強くならないようにしましょう。特に術後1～2日は、できるだけ安静にし、睡眠を十分に取ることが大切です。

また、頭を少し高くして寝ると、血液の滞留を防ぎ、腫れを抑える効果も期待できます。

まとめ

インプラント治療は外科手術を伴うため「痛みが心配」という声は少なくありません。

しかし、実際の手術中は局所麻酔が効いており、強い痛みを感じることはほとんどありません。術後に痛みや腫れが出ることはありますが、多くは数日で治まり、適切なケアや痛み止めの服用で十分に対応できます。

なお、術後しばらくしてからの痛みは、異常のサインである可能性もあるため、自己判断せずに歯科医院を受診して相談することが大切です。正しい知識を持ち、対処法を理解しておくことで、痛みへの不安を軽減し、安心してインプラント治療を受けることができるでしょう。

インプラント治療を検討されている方は、札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、虫歯治療などの一般歯科からインプラントまで、10年後、20年後の健康と笑顔のために歯科医療に取り組んでいます。診療案内ページはこちら、インターネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。