011-866-8241、お電話での受付月~金8:30~21:00 土曜は20:00まで(特定日曜日は10:00~16:00 事前予約制)
ご予約・ご相談はこちら
011-866-8241
お電話での受付
月~金 8:30~21:00
土 20:00まで
日 10:00~16:00
(特定の日曜日のみ。事前予約制)
FAX:011-866-1537
こんにちは。札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」、院長の杉澤です。
大人になってから虫歯に悩む人は意外と多く、子どもの頃の虫歯とは異なる特徴があります。大人の虫歯は、痛みが出にくいまま進行することがあり、気づいたときには神経や歯の根まで広がっているケースも少なくありません。
さらに、加齢や生活習慣、治療済みの歯の劣化など、さまざまな要因が重なり合って発生するのが特徴です。現代は食生活の多様化や忙しさから、口腔ケアが不十分になりがちであり、大人の虫歯は決して珍しいものではないのです。
今回は、大人の虫歯の特徴や原因、治療法、そして予防法について詳しく解説します。虫歯にお悩みの方や、虫歯を予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
はじめに大人の虫歯の特徴について解説します。
大人の場合、過去に治療した際に装着した詰め物や被せ物の隙間から再び虫歯が発生する二次虫歯が起こりやすくなります。見た目では分かりづらいこともあり、本人も気づかないうちに進行してしまうのが特徴です。
加齢とともに歯茎が下がり、歯の根の部分が露出することがあります。この部分はエナメル質がなく、非常に虫歯になりやすい部位です。根元から広がる虫歯は治療も難しく、重症化しやすいのが大人特有の問題です。
ここでは、大人の虫歯の原因について解説します。
年齢を重ねると、唾液の分泌量が減少し、口の中の自浄作用が低下します。唾液には細菌の活動を抑える働きがあるため、その働きが弱まることで虫歯になるリスクが高まるのです。また、歯茎の後退によって歯の根が露出し、虫歯のリスクが高まるのも加齢に伴う特徴です。
忙しい大人は、間食や夜遅い食事が習慣化しやすく、口の中に糖分が長時間残ることで虫歯菌が活発に働きます。さらに、ストレスや睡眠不足も唾液の分泌量を減らす原因となり、虫歯リスクを高めます。
生活リズムの乱れは口腔環境に直結するため、健康管理の一環として見直すことが大切です。
詰め物や被せ物は永久に持つわけではなく、経年劣化によって隙間が生じます。そのできた隙間から細菌が侵入すると、再び虫歯になるケースが多いのです。特に大人は治療済みの歯が多いため、二次虫歯が発生しやすい傾向にあります。自覚症状が出にくい点も注意が必要です。
歯磨きの時間が短い、デンタルフロスや歯間ブラシを使わないといった習慣も、大人の虫歯の原因となります。特に歯と歯の間や、奥歯の溝などは磨き残しが多く、そこから虫歯が進行します。自己流のケアでは限界があるため、正しい磨き方を学ぶことが重要です。
虫歯を治療する方法は、虫歯の進行段階によって異なります。ここでは、虫歯を治療する方法について進行段階別に解説します。
虫歯がごく初期段階で見つかった場合、歯を削らずに治療できる可能性があります。歯の表面に白濁が見られる脱灰状態であれば、フッ素を塗布することで歯を強化します。また、歯磨き指導や生活習慣の見直しを行うことで進行を防ぐことができます。
この段階であれば痛みもなく、簡単な処置で済むため、定期検診での早期発見が重要です。 費用は保険診療で1,000円から3,000円程度と安く済むのが特徴で、経済的にも負担が少ない治療といえます。
虫歯のエナメル質が溶かされた状態の場合は、虫歯の部分を最小限削り取り、コンポジットレジンと呼ばれる白い詰め物で修復します。見た目も自然で、短時間で治療が終わります。費用は保険適用で1,500円から3,000円程度です。
エナメル質を越えて象牙質に達した虫歯は、冷たいものや甘いものを口にしたときにしみるといった症状が出やすくなります。この場合は虫歯部分を削り取り、型取りをしてから詰め物をします。削る範囲が広い場合は被せ物を用いることもあります。
費用は保険診療での銀歯の場合は3,000円から5,000円程度で済むケースが多いです。審美性の高いセラミックやジルコニアを選択すると自費診療となり、1本あたり5万円から15万円ほどかかることもあります。
虫歯が神経にまで進行すると、激しい痛みや腫れが起こることがあります。この場合は根管治療を行い、感染した神経を取り除いたうえで内部を消毒し、薬剤を充填します。処置後は歯が脆くなるため、被せ物を装着して補強するのが一般的です。
治療に時間がかかりますが、歯を抜かずに残すためには必要な治療です。根管治療は保険適用であれば5,000円から1万円前後で済みますが、その後に装着する被せ物の種類によって大きく費用が変わります。セラミック製の被せ物を選べば5万円以上かかる場合もあります。
歯の大部分が崩壊して根だけが残っている状態では、抜歯を選択せざるを得ないケースが多くなります。抜歯後はブリッジや入れ歯、インプラントといった方法で機能を回復させます。
特にインプラントは噛み心地が自然で長期的な安定性が期待できますが、費用や治療期間がかかるため、ライフスタイルに合わせた選択が重要です。
費用は入れ歯やブリッジであれば保険診療の範囲内で5,000円から3万円程度で対応できますが、インプラントは自費診療となり、1本あたり30万〜50万円程度の費用がかかります。
では、虫歯になるのを防ぐためにはどのようなことを意識したらよいのでしょうか。最後に、虫歯になるのを防ぐ方法について解説します。
虫歯予防の基本は毎日の歯磨きです。
ただし、力任せに磨くだけでは効果は薄く、歯と歯の間や歯茎の境目にまでしっかりと歯ブラシの毛先を当てることが大切です。さらに、歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあるため、デンタルフロスや歯間ブラシの使用も欠かせません。
毎日の積み重ねが、大人の虫歯予防につながります。
糖分の多いお菓子や飲み物は虫歯の大きな原因です。完全に避けることは難しいものの、摂取する時間や回数を減らす工夫が有効です。また、食後すぐに歯磨きができない場合は、水で口をすすぐだけでも虫歯予防につながります。
野菜や乳製品など、歯や骨を強化する食品を意識的に取り入れることも重要です。
自覚症状が出にくい大人の虫歯において、歯科医院での定期検診は欠かせません。早期に虫歯を発見できれば治療も軽く済み、歯を守ることができます。
検診では虫歯の有無だけでなく、歯石除去やクリーニングで口腔環境を整えることも可能です。年に2〜3回は歯科医院で検診を受ける習慣を持つと安心です。
フッ素には歯を強化し、歯の再石灰化を促す効果があります。そのため、定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けることが推奨されます。また、自宅で歯磨きをするときにフッ素入りの歯磨き粉を使用することも有効です。
大人の虫歯には、子どもの虫歯とは異なる特徴があります。加齢による変化や生活習慣、治療済みの歯の劣化など、複数の要因が重なって発生するため、予防と早期発見が何よりも重要です。
日常の正しいセルフケアに加えて、歯科医院での定期的な検診を組み合わせることで、歯の健康を長く守ることができます。大人になった今こそ、歯のケアを見直すことが将来の自分への投資となるのです。
虫歯の症状にお悩みの方は、札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯治療などの一般歯科からインプラントまで、10年後、20年後の健康と笑顔のために歯科医療に取り組んでいます。診療案内ページはこちら、インターネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
医療法人平和通り歯科医院は10年後、20年後の健康と笑顔のために、これからも皆様にとって良質な歯科医療に取り組んでいます。ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8:30~21:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20:00 | ※ |
土曜日は20:00まで 休診日/祝日
※特定日曜日は10:00~16:00(事前予約制)