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こんにちは。札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」、院長の杉澤です。
生後6ヶ月頃から少しずつ生え始める乳歯ですが、実は虫歯になりやすいということはご存じでしょうか。「かわいい我が子に虫歯で痛い思いをさせたくない!」とデンタルケアを頑張る保護者の方は多いです。
しかし、乳児や幼児は歯磨きをしようとすると嫌がることもあり、しっかり磨けなくて困っている方も多いのではないでしょうか。歯磨きをおろそかにすると虫歯のリスクが高まりますが、歯科医院を受診しようとしても怖がることもあるでしょう。
今回は、乳歯は虫歯になりやすい理由や虫歯ができてしまった時の治療方法について解説します。永久歯に与える影響もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
目次
ここでは、なぜ乳歯は虫歯になりやすいのかお伝えします。
乳歯のエナメル質は薄く、永久歯の半分程度の厚さしかありません。また、歯の表面はでこぼこしていて、汚れがつきやすいです。
そのため、汚れが付着したまま放置すると虫歯になります。その後、歯が溶け始めると、非常に早く虫歯が進行します。
口の中は通常、中性の状態になっています。
しかし、食事などで糖を摂取することによって、口の中が酸性に変化していきます。酸が歯に付着し続けると、エナメル質が溶かされます。
特に、チョコレートや飴などを頻繁に食べると虫歯のリスクが高まります。ダラダラと長時間食べていると虫歯のリスクがより高くなるので、適度に摂取するよう心がけましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんの口内には、虫歯の原因となる細菌はありません。日々のスキンシップによって、保護者の口内から虫歯菌が移行します。
そのため、お子様の虫歯を予防するためには、保護者の口内を清潔に保つことが重要です。
次に、大人と虫歯の違いについてお伝えします。
先程もお伝えしましたが、乳歯は永久歯に比べてエナメル質の厚みが半分程度しかありません。そのため、大人よりも虫歯の進行スピードが速いです。
大人の虫歯は、主に奥歯の嚙み合わせ部分や歯と歯の隙間に発生することが多いです。また、歯周病になると歯茎が下がって歯の露出面が増えるため、その分虫歯のリスクも高くなります。
対して子どもの虫歯は、奥歯や歯と歯の間だけでなく、歯の表面や裏にもできることがあります。場所に関係なく虫歯ができやすいのが特徴です。
子どもはまだ自分でうまく歯磨きができないので、大人がしっかりと仕上げ磨きをしてあげることが大切です。
大人の虫歯は、一目で見てわかるような茶色や黒色になっていることが多いです。乳歯の虫歯は白いことが多いので、虫歯かどうか判断しにくい特徴があります。
白い状態でも、表面がザラザラしている場合は虫歯の可能性があるので要注意です。
子どもは大人よりも痛みを感じにくいと言われています。体だけでなく、痛みを伝える器官なども未熟なためです。痛みを感じて治療する時には、進行していたということも少なくありません。
大人は、虫歯を見つけると初期の段階からすぐに治療することが多いですが、乳歯の場合は虫歯の進行状況によって治療方法が異なります。
基本的には、歯科医院に慣れることから始めるケースが多いでしょう。「歯医者は怖い」と思っている子どもは多く、恐怖心を持ったまま治療しても、治療中に泣いて暴れてしまう可能性があり危険なためです。
なるべく恐怖心を取り除いてリラックスして治療が進められるよう、治療器具の説明や、歯磨き指導を通して歯医者に慣れさせることが多いです。
その上で行われる虫歯の治療法は、以下のとおりです。
エナメル質は溶け始めてきていても、まだ穴は開いていない状態を初期虫歯といいます。乳歯列期の子どもの場合は、すぐに歯を削る処置を実施することは少ないです。
フッ素を塗布し、ブラッシング方法を見直して様子を見ます。進行をおさえるためにも、ホームケアでフロスやフッ素配合の歯磨き粉を使用します。
エナメル質が溶け、歯に穴が空いてきている状態が軽度の虫歯です。基本的に、表面を少し削り、レジンというプラスチックを詰めて修復します。
軽度の虫歯から更に進行し、エナメル質の下にある象牙質まで虫歯が進行します。神経に近くなるので、痛みを感じやすい状態です。虫歯を削る際に痛みを伴う場合があるので、麻酔をして治療することが多いです。
軽度と同様の治療が基本ですが、虫歯が進行している場合、型をとって後日詰め物をすることもあります。
虫歯が神経まで到達すると、鎮痛剤を飲まないと日常生活に支障をきたすほど痛みが強くなります。その場合、麻酔を使用しながら神経を取る治療を行います。子どもの神経は再生能力が高いので、神経の一部を残して再生を促す治療法を選択することもあります。
歯の根しか残っていないような状態では、抜歯を検討するでしょう。抜歯後は、永久歯が生えるスペースを維持するために、スペースメンテナー(保隙装置)を使用します。
乳歯が虫歯になったからといって、永久歯もむし歯の状態で生えてくるわけではありません。
しかし、乳歯のむし歯を放置すると永久歯に悪影響を及ぼします。ここでは、乳歯の虫歯が永久歯に与える影響を解説します。
通常、永久歯は、乳歯の歯の根っこを吸収しながら生えてきます。乳歯のむし歯が神経まで進行した場合や、虫歯の治療で神経を除去した場合、正常に根を吸収できません。そのため、永久歯への生え替わりがうまく進まない可能性があります。
根の吸収が進まなければ、乳歯は自然と抜けません。残った乳歯を避けるために永久歯が斜めに生えてきたり、本来の場所からずれて生えたりする恐れがあります。
乳歯の虫歯が根まで進行してしまうと、先端に膿が溜まることがあります。将来生えてくる永久歯は乳歯の下で育つため、膿の影響を受ける可能性があります。
乳歯の虫歯が重症化すると、永久歯が生えてきた時に変色していたり、形成不全を起こしていたりする場合があります。
乳歯の虫歯を放置すると、口の中で虫歯菌が増殖し続けます。永久歯に生え変わったとしても虫歯菌はなくならないので、永久歯の虫歯のリスクが高まります。
また、永久歯といっても生えたばかりの時はまだ柔らかく、虫歯になりやすい状態です。乳歯と同様、歯の健康を守るためには口内環境を整えることが非常に重要なのです。
子どもはエナメル質が薄く、大人の半分ほどしかありません。そのため、虫歯のリスクが高く、虫歯の進行スピードが非常に速いです。
基本的な治療方法は歯を削って詰め物をしたり、神経をとったりと大人と変わりません。
しかし、子どもは歯科医院を怖がることが多く、すぐに治療を始めないケースもあります。まずは歯科医院に慣れることから始めて、徐々に処置を進めます。特に、最初はフッ素塗布などを行って経過を観察することが多いです。
乳歯の虫歯を放置すると、その後永久歯の歯並びや歯の質に大きな影響を与える恐れがあります。食生活やブラッシング方法の見直し、定期検診を活用して、お子様の歯を守りましょう。
乳歯の虫歯予防に興味がある方は、札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯治療などの一般歯科からインプラントまで、10年後、20年後の健康と笑顔のために歯科医療に取り組んでいます。診療案内ページはこちら、インターネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
医療法人平和通り歯科医院は10年後、20年後の健康と笑顔のために、これからも皆様にとって良質な歯科医療に取り組んでいます。ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。
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