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こんにちは。札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」、院長の杉澤です。
インプラントは、歯を失ったときの治療法として注目されています。興味を持ちつつも、自分にもできるのかな、と疑問を抱いている方も多いでしょう。インプラント治療には多くのメリットがありますが、誰でも受けられるわけではありません。
この記事では、インプラントのメリットに加え、治療できる人とできない人の特徴、そしてインプラント治療が難しい場合の対処法まで詳しく解説します。
インプラント治療の目的は、以下のとおりです。
歯を失うと顎骨が使われなくなり、骨の吸収が進みます。インプラントでは顎骨に人工歯根を埋め込んで歯を補うので、顎に刺激が伝わり骨の吸収を防げます。顔の輪郭を維持する効果も期待できるでしょう。
インプラントは顎骨にしっかりと固定されるため、天然歯に近い噛む力を回復します。これにより、硬いものもしっかり噛めて食事が楽しめるだけでなく、発音も改善されて会話がスムーズになるでしょう。
前歯を失った場合、見た目への影響が大きいです。インプラントは見た目が天然歯に非常に近いため、自然な笑顔を取り戻すことができます。
治療に使われる上部構造は、セラミックやジルコニアなどの材料で作られます。色や形も個々の患者さまに合わせて調整されるため、隣の歯とほとんど見分けがつきません。これにより、審美的な満足感が得られて患者さまの自信や社交性が向上します。
インプラントは独立した構造を持つため、ブリッジのように隣の歯に負担をかけることがありません。これにより、周囲の健康な歯の寿命を延ばせて、長期的な口腔の健康維持に役立つでしょう。
インプラントのメリットは、以下のとおりです。
インプラント治療は歯根まで再現するため、噛む力が天然歯に近くまで回復します。入れ歯と比べると食べ物をしっかりと噛むことができるため、食事を快適に楽しめるでしょう。
インプラントは固定式のため、不安定さがありません。硬いせんべいなどでも問題なく食べられ、味覚や温度感覚も保たれるため、食事の満足度が向上します。
インプラントではセラミック製の人工歯を使用することが多いため、自然な白さと透明感があります。人工歯は、本物の歯と見分けがつかないほど自然に仕上がります。これにより、美しい笑顔を保てます。
インプラントは顎骨に固定されるため、ズレることなどがなく口の中に違和感がほとんどありません。快適に過ごせるところも大きな利点です。
インプラントは安定しているため、会話中にずれることがありません。発音が明瞭で話しやすさが向上し、自然な会話を楽しめるでしょう。
インプラントは単独で機能するため、隣接する健康な歯を削る必要がありません。これにより、周囲の歯を守って口内全体の健康を維持できます。
インプラントのデメリットは、以下のとおりです。
インプラント治療はほとんどの場合、健康保険が適用されない自費診療になります。入れ歯やブリッジといった他の選択肢に比べて、インプラントは費用が高額になりやすいです。このため、治療前に費用をしっかりと確認して無理なく支払えるかを検討してください。
インプラント治療は、手術後に顎の骨とインプラントがしっかり結合するのを待つ期間が必要です。結合には通常3ヶ月から6ヶ月程度かかるため、治療期間が長くなります。
さらに、事前に精密な検査や治療計画を立てる必要があり、その準備段階にも時間がかかるでしょう。したがって、急いで治療を完了させたい方には合わないかもしれません。
インプラント治療は全ての人に対応しているわけではありません。インプラントを埋め込むためには、十分な骨の強度と量が必要です。治療ができるかどうかを事前に歯科医師と相談し、診断を受けましょう。
ここでは、インプラント治療ができる人・できない人をご紹介します。
インプラント治療ができる人は、以下のとおりです。
・顎の骨の発達が完了している
インプラント治療を受けるには、顎の骨がしっかりと発達していることが必須です。通常18歳以上であれば治療が可能ですが、骨の成長が完了している必要があります。発達途中だと治療できない可能性があります。
・口内のトラブルがなくケアができる
虫歯や歯周病などの口内の健康問題がなく、日常的なケアを行える人はインプラント治療を受けられます。良好な口内環境を維持できることが、インプラント治療の成功につながります。
・歯槽骨の骨密度や厚みが十分にある
インプラント治療を受けるには、歯槽骨の骨密度や厚みが十分あることが求められます。そのため、治療前には精密検査が行われ、骨の状態を確認する必要があるのです。骨が薄かったり弱かったりすると治療が難しくなるため、事前の診断が必要です。
・体力や免疫力がある
インプラント治療は外科的な手術を伴います。手術中の感染リスクを避けるためには、免疫力が正常で十分な体力がなければなりません。また、麻酔をかけることができ、持病や薬を服用していない人でなければなりません。
健康状態に問題があるときには、インプラント治療は難しい場合があります。
反対に、インプラント治療ができない人は以下のとおりです。
・骨が弱っている
骨粗しょう症の患者さまは骨密度が低下しているため、インプラントがしっかりと固定されずに治療の成功率が低下する可能性があります。インプラント体を骨に埋め込むため、骨の質が十分でないと安定性が損なわれます。
そのため、骨が弱っている方はインプラント治療ができません。
・顎が成長しきっていない
18歳以下の未成年者は骨の成長が完了していないため、一般的にインプラント治療はされません。成長期にある顎にインプラントを埋め込むと、骨の発育を妨げる可能性があるためです。
・歯周病や虫歯がある
歯周病や虫歯がある場合、インプラント治療の成功率は低下します。歯周病は歯を支える骨を破壊し、虫歯は口腔環境を悪化させてインプラント周囲の感染リスクを高めるからです。インプラント治療を行うためには、健康な口腔環境が不可欠となります。
インプラント治療を希望する場合、先に歯周病や虫歯を治療してから行われます。
・妊娠している
妊娠中の女性は、インプラント手術を避けましょう。手術や治療の過程でストレスがかかり、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、妊娠中の治療は推奨されません。
・血液透析をしている
血液透析を行っている患者さまは免疫力が低下しており、感染リスクが高まるためインプラント治療が制限されることがあります。また、透析により骨密度が低下してインプラントの安定性が損なわれる可能性もあるため、注意が必要です。
・糖尿病や高血圧といった病気を持っている
糖尿病や高血圧などの持病を持つ患者さまは、インプラント治療が制限されることがあります。糖尿病は治癒力を低下させて感染リスクを高めるため、治療後の回復が遅れやすいです。高血圧は手術中や術後の出血リスクを増加させ、安全性に影響を及ぼします。
インプラント治療ができないときの対処法は、以下のとおりです。
義歯は人工歯を床で支える方法で、手術が不要なため麻酔や手術が難しい方でも受けられる治療法です。
しかし、噛みにくさや発音の違和感、見た目の問題が生じることがあります。保険診療の義歯は金属の留め金が目立ちますが、自費診療のものは審美性に配慮したデザインが可能です。
ブリッジは失った歯の両隣の歯を支えに人工歯を固定します。入れ歯よりも違和感が少なく、噛みやすさと発音のしやすさがメリットです。また、保険が適用される範囲内で費用を抑えられますが、支えとなる隣の歯を削る必要があるため歯の寿命を縮める可能性があります。
骨量不足でインプラントが難しい場合、骨造成術によってインプラント治療が可能になることがあります。骨造成手術は、骨量が不足しているところに人工の補填材を充填し、数か月ほどかけて骨を再生させる治療法です。
インプラント治療は歯を失った際の選択肢として魅力的な方法であり、自然な見た目と強固な噛み心地を手に入れられます。
しかし、メリットばかりではありません。デメリットもいくつかあります。インプラント治療を受けられないケースもありますので、自分がインプラント治療を受けられるのかどうか、事前に歯科医師に相談しましょう。
インプラントを検討されている方は、札幌市白石区平和通にある歯医者「平和通り歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯治療などの一般歯科からインプラントまで、10年後、20年後の健康と笑顔のために歯科医療に取り組んでいます。診療案内ページはこちら、インターネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
医療法人平和通り歯科医院は10年後、20年後の健康と笑顔のために、これからも皆様にとって良質な歯科医療に取り組んでいます。ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。
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